旭園について

寛政三年(一七九一年)江戸中期、東松尾茶師として宇治郡木幡村(宇治市木幡)に於いて、お茶への従事がはじまりました。

安政元年(一八五四年)には、土地の領主より氏を田原、号を宗旭園の名を松尾清之丞の息子に拝領され、その時以来、宗旭園として宇治のお茶に貢献してまいりました。

先々代宗次郎の代、明治三十三年に久世郡宇治町(宇治市宇治)に移住し、宗旭園茶舗と号して茶の製造販売卸業に力を入れ、同年の全国貿易品博覧会にて入賞。その他、長崎開港記念、博覧会金賞、平和記念博覧会名誉金牌等、各賞を受賞致しました。

又、先代宗太郎が宇治の地に最初に「やぶきた」品種を植え、良質の宇治茶製造に力を入れました。茶畑の品評会・関西品評会などで優秀な成績を収め、その成果を上げてまいりました。今日に置いても新鮮で良質の宇治茶を皆様にお届け致したく、徹底した品質管理の元に製造販売させていただいております。